古いPCから新しいPCへデータ移行する方法は、いくつか存在します。
その中で、今回はLANケーブルを用いてデータ移行する方法についてご紹介します。
まずは、LANケーブルを1本準備しておきます。
1.古いPCにて移動させるデータを一つのファイルにまとめてデスクトップに保存します。
まとめておくことでデータ移行をしやすくする為です。
2.コンピュータ名の設定を行います。
既に古いPCと新しいPCのコンピュータ名が別々の名前であれば、問題ありません。
同一の場合は、例えば古いPC「PC1」、新しいPC「PC2」といったように区別できるようにします。
※変更する場合は、古いPCの方を変更するようにします。
3.ワークグループ名の設定を行います。
ワークグループ名を同一に設定します。
※変更する場合は、古いPCを変更するようにします。
4.IPアドレスの設定を行います。
【古いPC】
IPアドレス「192.168.0.1」
サブネットマスク「255.255.255.0」
【新しいPC】
IPアドレス「192.168.0.2」
サブネットマスク「255.255.255.0」
※デフォルトゲートウェイやDNSサーバのアドレスは未入力でOKです。
5.LANケーブルで古いPCと新しいPCを直接繋ぎます。
6.新しいPCのデスクトップに共有フォルダを作成します。
フォルダの名前は任意で構いません。
今回は、windows7での共有設定の方法についてご説明します。
フォルダを作成しましたら、フォルダを 右クリックして「プロパティ」→「共有タブ」を開きます。
プロパティ画面にて、「詳細な共有」をクリックします。
「このフォルダーを共有する」にチェックを入れて、「アクセス許可」をクリックします。
アクセス許可画面にて、「Everyone」と表示されていることを確認し、
フルコントロールを「許可」にチェックを入れます。
7.古いPCから共有データを開きます。
エクスプローラーを開いてネットワークを選択すると、新しいPCが現れます。
新しいPCにアクセスすると、共有フォルダが見えます。
※うまくいかない場合には、以下の方法を試してみます。
・「ネットワーク探索」「ファイルとプリンタの共有」が無効な可能性があるので、有効化する
・ファイアウォール機能により弾かれる可能性があるので、無効化する
8.データ移行を行います。
あとは共有フォルダに必要なデータをコピーして移行していきます。
以上で完了となります。
※注意
データ移行が終わったら、IPアドレスの設定を元に戻すことを忘れないようにしましょう。